s-2020.01.29新型ウィルス肺炎






CNNが岩田教授のダイアモンドプリンセスに関する告発動画を放映。
レポートは20秒ごろから、動画は1分40秒ごろから。























●れいわ新選組
【安井美沙子】
次期 衆院選 第一次公認候補予定者として発表!
元参議院議員
元マッキンゼー・アンド・カンパニー アナリスト
比例東海ブロック 愛知10区
(れいわの政策に納得しているのかねぇ?
 彼のやる気は買うけれど、イイ参謀がついて欲しいって願うね。)


 太郎さんのいうことが、
 今、政府がやらないといけないことだと思います。

 海外に自衛隊を出すことはサッサと独裁閣議決定で決めて、 
 サッサと送り出して来たじゃないですか!

 いろんな法案を、
 一杯独裁強行採決して決まて来たじゃないですか。
 後で、政権交代した時は、しっかりとひっくり返させていただく!

 で、
 国民の大事な時はウダウダと、「無策無能動かない政権」の最たる状態になる。
 アベ政権ってなんなん!
 ふざけんじゃーねえぞ、って!











  当  ブ  ロ  グ  へ  の
  皆 様 の ご 支 援 に 感 謝 致 し ま す! あ り が と う ご ざ い ま す!








  日本は、悪疫の培養槽になる。
  そのような中、岩田氏の告発ビデオが暴露されたわけ。
     ↓
  BBCは、ダイヤモンドプリンセス船客の市中への解放を「信じられない」
  というニュアンスで報道し続けている。
  これは当然で船内検疫は完全に失敗したという評価で、
  全員地上で14日の再検疫があって当然と海外は評しているため。
  一方、日本政府は検疫は成功という建前なので人道上解放するほかない。
     ↓
  ここにも失敗を認めない、現実を見ない、評価もしない、
  旧軍由来の日本政府の最悪の行動原理がでている。
  まだ外電は、船客は解放されるのではなく
  バスでどこかに隔離されるのではないかと期待しているが、それは望み薄。


  アメリカでは日本の検疫対応が批判されて政府が自国民を連れ帰ったが、
  うち14人が感染しているとわかった。
  帰国者全員を2週間軍の基地に隔離して検疫するという。
  次々に新しい感染者が出る状態での検疫は全く役に立たなかったということだ。


  #新型肺炎
  #コロナウイルス
  【横浜のクルーズ船】
  午前11時過ぎに船を下りると、
  友人と待ち合わせて、おすし屋さんへと向かった。
  https://www.fnn.jp/posts/00432445CX/202002191714_CX_CX
  ※何事もなければいいのですが、。。。


  感染症の専門家を強制的に排除した厚生労働省の責任はとてつもなく大きい。
  これから地獄がやって来るが、
  その被害者は厚生労働省官僚ではなく日本国民になるだろう。


  今年1月23日の安倍晋三による「春節メッセージ」。
  中国の人たちに沢山来日してくださいと呼びかけてたことを削除してんのは、
  やっぱり「この政権の象徴」なのよ。
  都合の悪い話は無かったことにされる。


  神戸大の岩田氏のレポートを要約するとダイアモンドプリンセスの中は
  「プロには信じられない幼稚な対応がまかり通っている」
  「拙い対応を隠蔽して何も問題がないかのように取り繕う」
  「プロに仕事をさせず素人にさせる」
  「人事が、好悪の感情で決まる」
  …これ、まさに、森友、加計、桜と同じ構造




  んで、。。。
  岩田教授を排除したのは、橋本岳・厚労副大臣だった。

  ●リテラ 2020.02.19 06:14
  感染症専門家・岩田教授をクルーズ船から追い出したのは、
  橋本岳・厚労副大臣だった! ずさんな体制による船内感染拡大を隠蔽
  https://lite-ra.com/2020/02/post-5265_2.html

  まぁねぇ、
  岩田教授って、

  ●菅野完の従兄弟の同級生のお兄ちゃんの彼女の先輩の友達
‏  神戸大の岩田といえば、「クソ左翼をギャフンと言わせるためには、
  『なんでも安全』という」ぐらいの勢いの人だと思ってたがそいつが、
  ここまでのことを言う。
  =以上=

  岩田氏、
  2月はじめにテレビでマスク不要、手指消毒とか言ってました。
  =以上=

  って方なのね。
  そんでもって、
  菅野完の言葉はちょびっとどうかなって思いますが、
  内容は、間違いなくそうなのよねって私は思ってるの。
  プロとして有能だが問題児、
  これが岩田教授の評価なのかもしれません。
     

  岩田健太郎さんを船内に導いた高山義浩さんの話がFBに。
  「事実は事実と認めつつも勘違いや抜けているところを修正させていただきたい」
  岩田さんの話もそうだけど、こちらも全文読んだほうがいい内容だ。
  コメントも含め。

  船内の情報がアップデートされる。
  https://m.facebook.com/permalink.php?__
     

  伝え方がケンカ腰だったのがマイナスにはなっても、
  岩田氏が問題定義した内容は間違っていないと思うのです。
  そのことは、高山義浩さんだって認めておられるわけだし。

  有能だが問題児。
  だって、元々、岩田氏は問題児だったものw
  そういうことじゃないかなって思います。







ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。




感染症の専門家、客船内の感染対策を批判 BBCが独占取材



●神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授は18日、新型コロナウイルスの感染者が増える客船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船して見た状況についてYouTubeに投稿したビデオで報告した。岩田教授は、ウイルスがまったくない安全区域(グリーンゾーン)とウイルスがいるかもしれない区域(レッドゾーン)を、船内で明確に区別していないと指摘。「感染対策は悲惨な状態」だと批判している。
岩田教授はさらに、エボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)の大流行の最中に現場にいた時よりも、客船内の方が怖かったと述べた。さらに、「感染症のプロだったらあんな環境にいたら怖くてたまらない。僕も怖かった」、「われわれにとっては超非常識なことを平気でみんなやっている」、「常駐しているプロの感染対策の専門家がいない」などと批判を重ねた。
BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員が、岩田教授に話を聞いた。
BBCニュースサイトの記事はこちら。
https://www.bbc.com/japanese/video-51...


  背筋が、ぞーっとする話です。
  私は、持病持ちで、気管支喘息の治療中で、心臓もヨイヨイで。
  部屋にこもるしか安全策はありません。
  娘も、子供時代から気管支は弱い体質で。
  
  私ら、自民党に入れたことないし、アベを支持したことはない。
  どうして、自公政権のとばっちりを受けないといけないのですか!!!
  ふざけんなよ、おまえらっ!




【全文】「ものすごい悲惨な状態で、心の底から怖い」ダイヤモンド・プリンセスに乗り込んだ医師が告発動画
https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/iwata?bfsource=relatedmanual


乗船までの経緯
「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」

告発動画の全文は下記の通り。


岩田健太郎です。神戸大学病院感染症内科教授をしていますけれど、いまからお話しする内容は神戸大学など所属する機関とは一切関係なく、私個人の見解です。あらかじめ申し上げておきます。

きょう2月18日に「ダイヤモンド・プリンセス」に入ったんですけども、1日で追い出されてしまいました。なぜそういうことが起きたのかについて、簡単にお話ししようと思います。

もともとダイヤモンド・プリンセスはすごくCOVID-19の感染症がどんどん増えているというとで、感染対策がうまくいっていないんじゃないかという懸念がありました。

(日本)環境感染学会が入り、FETP(実地疫学専門家養成コース:Field Epidemiology Training Program)が入ったんですけど、あっという間に出ていってしまって。中がどうなっているか、よくわからないという状態でした。

で、中の方からいくつかメッセージをいただいて、「すごく怖い」と。「感染が広がっていくんじゃないか」ということで、私に助けを求めてきたので、いろんな筋を通じて何とか入れないかという風に打診してたんですね。

そうしたら昨日、2月17日に、厚労省で働いている某氏から電話があって、「入ってもいいよ」と。で、やり方を考えましょう、ということでした。

最初は環境感染学会の人として入るという話だったんですけども、環境感染学会はもう中に人を入れないという決まりをつくったので「岩田一人を例外にできない」ということでお断りをされて。

結局、DMAT(厚生労働省の災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team)ですね。「災害対策のDMATのメンバーとして入ったらどうか」というご提案を厚労省の方からいただいたので、わかりましたと。

奇妙な電話

18日の朝に新神戸から新横浜に向かったわけです。そうしたら、途中で電話がかかってきて、「誰とは言えないけども、非常に反対している人がいる。入ってもらったら困る」ということで。

DMATのメンバーとして入るという話は立ち消えになりそうになりました。すごく困ったんですけど。「何とか方法を考える」ということで、しばらく新横浜で待っていたら、また電話がかかってきて。

DMATの職員の下で、感染対策の専門家ではなくて、DMATの一員としてDMATの仕事をただやるだけなら入れてあげるという、非常に奇妙な電話をいただきました。

なぜそういう結論が出たのかわからないですけど、「とにかく言うことを聞いてDMATの中で仕事をしていて、だんだん顔が割れてきたら感染のこともできるかもしれないから、それでやってもらえないか」という非常に奇妙な依頼を受けたんですけど。

ほかに入る方法がないものですから、わかりましたと言って現場に行きました。そしてダイヤモンド・プリンセスに入ったわけです。

入ってご挨拶をして、最初は「この人の下につけ」と言われた方にずっと従っているのかな?と思ったら、DMATのチーフのドクターとお話をして、そうすると「お前にDMATは何も期待してない。どうせ専門じゃないし」ということで。

「お前は感染の仕事だろう。だったら感染の仕事をやるべきだ」ということで助言をいただきました。DMATの現場のトップの方ですね。

あ、そうなんですかと。私はとにかく言うことを聞くと約束してましたので。「感染のことをやれ」と言われた以上はやりましょう、ということで。現場の案内をしていきながら、いろんな問題点を確認していったわけです。

エボラもSARSも怖くなかったが…

時事通信:2014年7月9日、西アフリカ・シエラレオネのエボラ治療施設で、患者の体温を測る看護師[国境なき医師団提供]

それはもう、酷いものでした。この仕事20年以上やってきてですね。アフリカのエボラとか、中国のSARSとか、いろんな感染症と立ち向かってきました。

もちろん身の危険を感じることは多々あったわけですけど、自分が感染症にかかる恐怖っていうのは、そんなに感じたことがないです。

どうしてかっていうと、僕はプロなので。自分がエボラにかからない方法、SARSにかからない方法は知ってるわけです。あるいは他の人をエボラにしない、SARSにしない方法とか。

施設の中でどういう風にすれば、感染がさらに広がらないかっていうことを熟知しているからです。それがわかっているから、ど真ん中にいても怖くない。

アフリカにいても、中国にいても怖くなかったわけですが、ダイヤモンド・プリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました。これはもう、COVID-19に感染してもしょうがないんじゃないかと、本気で思いました。

レッドとグリーンがぐちゃぐちゃ

時事通信:クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊する大黒ふ頭を出る救急車=2月18日、横浜市

レッドゾーンとグリーンゾーンっていうんですけど。ウイルスがまったくない安全なゾーンと、ウイルスがいるかもしれない危ないゾーンをキチッと分けて。

レッドゾーンではPPEという防護服をつけ、グリーンゾーンでは何もしなくていいと。こういう風にキチッと区別することによって、ウイルスから身を守るのが我々の世界の鉄則なんです。

ところが、ダイヤモンド・プリンセスの中はですね、グリーンもレッドもぐちゃぐちゃになっていて、どこが危なくて、どこが危なくないのか、まったく区別がつかない。

どこにウイルスが…ウイルスって目に見えないですから、完全な区分けをすることで、初めて自分の身を守るんですけど。もう、どこの手すり、どこのじゅうたん、どこにウイルスがいるのか、さっぱりわからない状態で。

いろんな人がアドホックにPPEをつけてみたり、手袋をはめてみたり、マスクをつけてみたり、つけなかったりするわけです。

クルーの方もN95(高性能マスク)をつけてみたり、つけなかったり。熱のある方が自分の部屋から歩いて医務室に行ったりするということが、通常で行われているということです。

「御法度」がまかり通る

時事通信:大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2月18日夜、横浜市

私が聞いた限りでは、DMATの職員、それから厚労省の方、検疫官の方がPCR陽性になったという話は聞いてたんですけど、それは「むべなるかな」と思いました。

中の方に聞いたら、「我々、自分たちも感染すると思ってますよ」と言われて、ビックリしたわけです。

どうしてかというと、我々がこういう感染症のミッションに出る時は、必ず自分たち医療従事者の身を守るっていうのが大前提で。

自分たちの感染のリスクをほったらかしにして、患者さんとか一般の方々に立ち向かうっていうのはご法度。ルール違反なわけです。

環境感染学会やFETPが入って数日で出て行ったっていう話を聞いた時に、どうしてだろう?と思ったんですけど、中の方は「自分たちが感染するの怖かったんじゃない」とおっしゃっていた人もいたんですが。

その気持ちはよくわかります。なぜならば感染症のプロだったら、あんな環境にいたら、ものすごく怖くてしょうがないからです。僕も怖かったです。

いま某、ちょっと言えない部屋にいますけど、自分自身も隔離して、診療も休んで、家族とも会わずに…。でないとヤバイんじゃないかと、個人的にはすごく思っています。

聞く耳を持たない官僚

時事通信:新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍晋三首相

いま私がCOVIDウイルスの感染を起こしても、まったく不思議はない。どんなにPPEとか手袋があっても、安全なところと安全じゃないところをちゃんと区別できていないと、そんなものは何の役にも立たないんですね。

レッドゾーンでだけPPEをキチッとつけて、それを安全に脱ぐということを遵守して初めて、自らの安全が守れる。自らの安全が保障できない時に、を守れないときに、他の方の安全なんか守れない。

きょうは藤田医科大学に人を送ったり、搬送したりするので皆さんすごく忙しくしてたんですけど。検疫所の方と一緒に歩いてて、ひゅっと患者さんとすれ違ったりする。

「ああ、いま患者さんとすれ違っちゃう」と笑顔で検疫所の職員が言ってるわけですね。我々的には超非常識なことを、平気で皆さんやってて。みんな、それについて何も思ってないと。

聞いたら、そもそも常駐しているプロの感染対策の専門家が一人もいない。時々いらっしゃる方はいるんですけど。彼らもヤバイなとは思っているんだけど、進言できないし、進言しても聞いてもらえない。

やっているのは厚労省の官僚たちで、私も厚労省のトップの人と話をしましたけれども、ものすごく嫌な顔をされて聞く耳を持つが気ないと。

「何でお前がこんなところにいるんだ」「何でお前がそんなことを言うんだ」みたいな感じで、知らん顔すると。非常に冷たい態度をとられました。

「岩田にムカついた人がいる」

YouTubeより / Via youtu.be:岩田健太郎医師が投稿した動画

DMATの方にも「夕方のカンファレンスで提言を申し上げてもよろしいですか」と聞いて、「いいですよ」という話はしてたんですけど。

突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、「お前は出ていきなさい。検疫の許可は与えない」と。臨時の検疫官として入ってたんですけど、その許可を取り消すということで、資格を取られて検疫所の方に連れられて。

当初電話をくれた厚労省にいる人に会って、「何でDMATの下でDMATの仕事をしなかったんだ。感染管理の仕事はするなと言ったじゃないか」と言われました。

「DMATの方に、そもそも感染管理してくれと言われたんですよ」という話をしたんですけど、「とにかく岩田に対してすごくムカついた人がいる。誰とは言えないけどムカついた。お前はもう出ていくしかないんだ」という話をしました。

「でも、僕がいなくなったら、今度は感染対策をするプロが一人もいなくなっちゃいますよ。構わないんですか?」と聞いたんですけど。

このままだと、もっと何百人という感染者が出て、DMATの方も…DMATの方を責める気はさらさらなくて。あの方々は、まったく感染のプロではないですから。

どうも環境感染学会の方が入った時に色々言われて、DMATの方は感染のプロたちにすごく嫌な思いをしたらしいんですね。それは申し訳ないなと思うんですけども。

アフリカや中国より全然酷い

AFP=時事:中国・武漢市の病院で、新型コロナウイルス対策として防護服を着用して患者を搬送する医療関係者

別に彼らが悪いとは全然思わない。専門領域が違いますから。しかしながら、彼らがリスクの状態にいるわけです。自分たちが感染する。

それを防ぐこともできるわけです。方法はちゃんとありますから。ところがその方法さえ知らされずに、自分たちをリスク下に置いていると。そしてそのチャンスを奪い取ってしまう、という状態です。

彼らは医療従事者ですから、帰ると自分たちの病院で仕事をするわけで。今度はそこから院内感染が広がってしまいかねない。

もうこれは大変なことで、アフリカや中国なんかに比べても全然酷い感染対策をしているし、シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

日本にCDC(疾病管理予防センター)がないとは言え、まさかここまで酷いとは思っていなくて。

もうちょっと専門家が入って、専門家が責任をとって、リーダーシップをとって、ちゃんと感染対策についてのルールを決めてやっているのだろうと思ったんですけど。まったくそんなことはないわけです。

もう、とんでもないことなわけです。これ拙い英語で収録させていただきましたけれども、とにかく多くの方にダイヤモンド・プリンセスで起きていることをちゃんと知っていただきたいと思います。

できるならば学術界とか国際的な団体が、日本に変わるように促していただきたいと思います。

SARSの時の方が「はるかに楽」

Yuto Chiba / BuzzFeed

考えてみると、2003年のSARSの時に、僕も北京にいてすごく大変だったんですけど。特に大変だったのが、中国が情報公開を十分してくれなかったっていうのが、すごくつらくて。何が起きているのかよくわからないと。

北京にいて本当に怖かったです。でも、その時ですらもうちょっとキチッと情報は入ってきたし、少なくとも対策の仕方は明確で。

SARS死亡率10%で怖かったですけれども、今回のCOVID、少なくともダイヤモンド・プリンセスの中のカオスの状態よりははるかに楽でした。

思い出していただきたいので、COVIDが中国・武漢で流行り出した時に、警鐘を鳴らしたドクターがソーシャルネットワークを使って、これはヤバイということを勇気を持って言ったわけです。

昔の中国だったら、ああいうメッセージが外に出るのは絶対許さなかったはずですけど。中国は今、BBCのニュースなんかを聞くと、オープンネスとトランスペアレンスをすごく大事にしているとアピールしています。

それがどこまで正しいのか僕は知りませんけど、少なくとも透明性があること、情報公開をちゃんとやることが国際的な信用を勝ち得る上で大事なんだということは理解しているらしい。

中国は世界の大国になろうとしていますから、そこをしっかりやろうとしている。ところが、日本はダイヤモンド・プリンセスの中で起きていること全然、情報を出していない。

院内感染が拡大するリスク

時事通信:クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」前を歩く防護服の関係者=2月16日、横浜市の大黒ふ頭

院内感染が起きているかどうかは、発熱のオンセットを記録してカーブをつくっていく統計手法、エピカーブというのがあるんですけど。そのデータを全然とってないということを、きょう教えてもらいました。

PCRの検査をした日をカウントしても、感染の状態はわからないわけです。

このことも厚労省の方に何日も前に申し上げていたんですけど。全然されていないと。

要は院内感染がどんどん起きていても、それにまったく気づかなければ、対応すらできない。専門家もいない。ぐちゃぐちゃな状態になったままにいるわけです。

このことを日本の皆さん、世界の皆さんが知らないままになっていて。特に外国の皆さんなんかは、悪いマネジメントでずっとクルーズの中で感染のリスクに耐えなければいけなかったということですね。

失敗の隠蔽はもっと恥ずかしい

Yuto Chiba / BuzzFeed

これは日本の失敗なわけですけど、これを隠すともっと失敗なわけです。確かにまずい対応であることがバレるのは恥ずかしいことかもしれないですけど、これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけです。

やはり、情報公開は大事なんですね。誰も情報公開しない以上は、ここでやるしかないわけです。

ぜひこの悲惨な現実を知っていただきたいということと、ダイヤモンド・プリンセスの中の方々、それから、DMATやDPAT(災害派遣精神医療チーム:Disaster Psychiatric Assistance Team)や厚労省の方、あるいは検疫所の方が、もっとちゃんとプロフェッショナルなプロテクションを受けて、安全に仕事ができるように。彼ら、本当にお気の毒でした。

ということで、まったく役に立てなくて非常に申し訳ないなという思いと、この大きな問題意識を皆さんと共有したくて、この動画をあげさせていただきました。

岩田健太郎でした。



●buzzfeed. 2020/02/19 14:09 (資料)
ダイヤモンド・プリンセス号に乗船した感染症専門医 「感染しても不思議じゃない悲惨な状況」
新型コロナウイルス(COVID-19)への集団感染が確認され、感染管理が不十分ではないかと心配されているダイヤモンド・プリンセス号に、感染症のスペシャリスト、岩田健太郎さんが乗船しました。インタビューを全文、お届けします。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-iwata


BuzzFeed Japan Medicalは19日朝、「自分も感染している可能性がある」として、自らを隔離中の岩田さんに電話取材した。一問一答をお届けする

岩田さんはこう厳しく警告する。

「誰もが感染しても不思議ではない、悲惨な状況です」

2時間ほど船内へ 感染症のプロに厚労省「感染対策はするな」

ーーいつ頃からいつ頃まで船上にいらしたのですか?

船上にいたのは18日の午後3時ぐらいから5時過ぎまでです。

ーー船内の人に「怖い。感染が広がるのではないか」と助けを求められて、様々な伝手をたどって厚労省の役人から許可を得たと話されていました。

当初、厚労省の人にDMAT(災害派遣医療チーム)のメンバーとして入ってくれと言われましたが、それは許さんと言う人が現れたそうです。立ち消えになりそうになって新横浜で待機していました。

その後、その厚労省の人から「DMATの下で働くならいい。感染管理はするな」と言われたのです。「そうこうしているうちに人間関係ができて、信用されたら感染対策ができるようになるかもしれないから、まずは感染対策はやらずにDMATをやれ」とも言われました。

この寝技的なプロセスも意味不明ですし、少なくとも国際社会ではあり得ません。でもそれ以外に方法はないので、了承してクルーズ船のターミナルに行きました。1時間以上そこで待たされて、3時過ぎになって、ようやく厚労省の人が来ていれてもらいました。

時事通信:クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊する大黒ふ頭を出る救急車=18日、横浜市

その時に、船の中に入るので自分の備品は全て置いて行ったんです。それは基本中の基本で、(感染のリスクがある)レッドゾーンに入る時は、自分の物を持って入ってはだめだからです。しかし、それが徹底されていないことは乗ってみてわかりました。

船内に入り、DMATの現場に行くと、指示されていた先生に「先生の下で働かせてください」と言ったのですが、「そんなこと言われてもわからない」と上司を紹介されました。

その先生は「先生はDMATの仕事ができないでしょう。感染管理の専門家なんだから感染対策をすればいいじゃないですか。感染対策をどんどんやって、現場を改善してください」と言われたんです。

ーー極めて真っ当な判断ですね。

「その前に日本環境感染学会が何日か入って、逃げちゃった」と「逃げる」という言葉を使って言われました。「私たちは感染の専門家たちに腹を立てている」とも言われました。

「自分たちはレベルの低いPPE(防護服)を渡されて、感染が怖くてたまらない。実際にDMATに感染者も出ていて、学会は逃げたので自分たちは感染するのではないかと思っている」と覚悟を決めていらっしゃいました。

医療者もスタッフも含めて多くの方が「自分たちは感染するのではないか」と不安を抱いていました。

船内本部、医務室までの通路 安全な場所と危険な場所がごちゃごちゃ

ーー船内のどこを見て回られたのですか?


まずは船内の本部に行きました。

ーーそこは、感染のリスクがないグリーンゾーンになっていたのですか?

全然グリーンではありません。グリーンというのは要するに、完全にウイルスがないところでなくてはいけないのですけれども、そこにPPEを着た人がどんどん入ってくるのです。

PPEというのは、PPEを着ているから感染が起きないのではなくて、レッドゾーンの中でPPEをきちんと着ているからウイルスに晒されないで済むわけです。しかし、PPEそのものにはウイルスはついているかもしれません。

ですからグリーンゾーンに入る前に必ずきちんと脱がなければいけないんです。ところがそれを脱がずに入ってきているので、ウイルス持ち込み自由になっているんです(苦笑)。

時事通信:クルーズ船に向かうPPE(防護服)を着た人たち

ーー先日、日本環境感染学会から船内に入られた岩手医科大学の櫻井滋先生の話によると、船上にはPPEを脱ぎ着する場所があって、そこで安全に脱ぎ着するように指導したとおっしゃっていました。岩田先生もそこで脱ぎ着されたのですか?

僕はPPEを着ませんでした。「レッドゾーン」とされているところに行かなかったからです。

ーー先生はどのような装備で入られたのですか?

僕は最初からサージカルマスク(一般の人がつけているマスク)一つだったんです。しかし、実際には、クルーの方や患者さんとおぼしき方がそこを歩き回っていて、そこも完全にレッドゾーンだったのです。みんなグリーンだと思い込んでいるところが真っ赤かでした。

だから、僕は自分も感染するのではないかと思って、衝撃を受けたんです。

例えば、本部の1階下がメディカルルーム(医務室)だったのですが、昨日は藤田医科大学への搬送で忙しそうでした。その医務室の前に患者さんが集まって、PPEを着た自衛隊の方たちと並んでいました。そこは本来、レッドでなければならないのですが、グリーンとされていました。

ーー先生もそこに装備なしに行かれたのですね。

行きました。たまたまたくさんの人とすれ違った時に、「この人たちは誰ですか?」と聞いたら、「今から連れて行く感染者の人です」と言われて、驚いたのです。

検疫所の人と一緒に歩いていた時も、搬送する患者さんのすぐそばを通っていて、検疫所の人が苦笑いしながら「今患者さんたちとすれ違っちゃいましたね」と言っているぐらい、のんびりとした空気でした。

これは感染症のプロが見たら、悶絶するぐらいの恐ろしいことです。しかし、たぶんDMATの人も厚労省の人もなぜ僕が悶絶しているのか気づいていなかったと思うのです。

ーー感染経路は飛沫感染や接触感染ですから、すれ違っても感染しないのでは?

一瞬、1回の出来事ならそうですが、何日も同じ空間にいて何度もすれ違えば、感染のリスクは上がります。だからクルーズ船は怖いのです。1日24時間、何日もの単位で閉鎖された空間にいる。すれ違うのが何十回となれば、確率的にウイルスを吸う可能性は高まるんです。

ーー先生は本部と医務室をご覧になったということですか?

あとは、クルーの通る通路を目視で確認しました。僕はクルーの人はレッドだと思っているので、その格好では入れなかったのです。それと客室に向かうスペースも確認しました。

ーーそこもレッドでしたか?

そこも中途半端で、クルーの人が通ったりしていました。

医療者は入っているが、感染症の専門家が常駐していない

ーー医療者はどこの組織からどれぐらい入っているのですか?


DMATの方は何十人と入っていて、人数は日によって変わるそうです。

ーーあとは自衛隊の医務官ですか?

自衛隊は入っていますが、医務官は確認しませんでした。DMATは臨床対応をして、あとはDPAT(災害派遣精神医療チーム)というメンタルを対応する方がいて、検疫を担う方がいて、厚労省の方もいました。

ーー感染症の専門家は入っていないということでしたが、それはどこで確認されたのですか?

YouTubeでダイヤモンド・プリンセス号に乗船した時に見た船内の様子を報告する岩田健太郎さん

国際医療福祉大学の感染症の専門家は入っているんです。何人か交代で。色々なチェックをしていたのですが、彼らが意思決定をする力はなくて、見て気づいたことを厚労省に言う。そして厚労省が意思決定をすると聞きました。

ーーそれが聞き入れられないということなのですか?

たまたま船上で厚労省の幹部に会い、雑談をしたのですが、すごく迷惑そうな顔をされました。話しかけてくるなという態度を取られました。専門家の言うことは聞き入れないという印象を受けました。

ーーそれならなぜ感染症の専門家をわざわざ入れているのでしょう。

どうもそれは感染症制御チームを入れているという感じではなくて、船内の遊軍のような形で船内を歩いている感じでした。彼らの提言が活かされているところもあるのかもしれませんが、少なくとも基本ができていないよねという話をしたら、「できていないですよね」と言っていました。

感染症のプロから見て、何が不足しているのか?

ーー見回った場所で、船内で感染のリスクのあるレッドゾーンとリスクのないグリーンゾーンが分けられていないことの他に、何ができていないと思いましたか?


そこがまず根本的な問題です。

細かいところは色々あって、検査をする時に、同意を取るのですが、同意書が紙なのです。検疫所は同意を紙でとることになっているからということでした。

でも本来なら、感染の疑いがある人とタッチしてはいけないので、口頭同意でいいはずなんです。

あとはDPATの人が基本的に電話で対応するのですが、時々客室に行っているとおっしゃっていました。PPEの脱ぎ着に慣れていない人がそれをするのは危険です。むしろ電話以外、接触は禁止にすべきではないかと思いました。

時事通信:大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=18日夜、横浜市

ーーPPEは客室に行く人はつけるように指導されているのですね。

そうです。

ーーただ、脱ぎ着に慣れていない人が着ると、脱ぐ時に汚染された時に触ったりして感染を広げる可能性が言われていますね。

PPEを着る場所と脱ぐ場所を日本環境感染学会が決めてくださっていたのですが、本来は、PPEを着て歩く空間と歩かない空間を完全に分ける必要があるのです。それがグリーンとレッドという意味ですが、それがごちゃごちゃなので、PPEを着た人と背広を着た人が同じ空間を歩き回っている。

PPEはウイルスをくっつけ回っているという前提で対応しなければならないのに、グリーンにPPEが入ってくるのはとても危ないのです。

もっとひどいのは、PPEを着た人がスマホをいじっていました。手袋をつけたままで。PPEの表面はすごく汚いという原則を全く教わっていない。

それに患者さんはN95(ウイルスを通さない高機能のマスク)をつけていないのに、クルーはN95をつけていたりする。

とにかくきれいと汚いを区別するという我々が最初に徹底すべきイロハが全くお留守になっていて、どうしようもないなと思いました。

患者も船内を行き来している

ーーYouTubeで患者さんも船内を歩いて行き来していると言われていました。


その人はクルーで熱を出して、医務室に行って、検査をして検査の結果を待っている状態だったのです。そういう人はコロナウイルス に感染しているという前提で普通は動かなくてはいけないのです。

結果が出るまで隔離はされているのですが、医務室まで歩いて行っているわけです。ですから実質は隔離になっていないですね。医務室の前は本来はグリーンになっているはずなのですが。

ーー本来は個室まで行って検体を取らなくてはいけないということですね。

検体もそうですし、往診にすべきですね。もしくはその人は明らかに軽症だったら、最初から診ないと決めてしまえばいいのです。電話対応だけにしたらいい。非常時の場合は、症状が重くなければ診察も省略するという発想も大事です。

できるだけ患者さんとの接触を少なくするということが必要で、日常診療のノリで対応してはダメなんです。

ーーその診療や受診で感染を広げる可能性があるからですね。

その可能性は十分あると思います。

さらに、環境の汚染もウイルスの検査もされていません。手すりとかテーブルなどですね。そしてそのテーブルやいすの上でご飯を食べたりとかスマホをいじったり、紙の資料を広げたりしている。背広着ている人がいたり、DMATのユニフォームを着ている人がいたり、PPEを着たりしている人が混在する。

ーーマスクもN95やサージカル、つけていない人がバラバラにいるわけですね。

グリーンのところでサージカルマスクもN95もつけているんですね。レッドゾーンに行って帰ってきた人なのか、グリーンのところでだけつけているのかも確認しなければいけない。

マスクも、僕は外に出る時に、自分のつけていたマスクを捨てたのですが、みんなつけっぱなしで出ていました。本当は汚いところからきれいなところに入る時に、捨てなくてはいけないのですが、「マスクをつけているからいいんだ」とつけっぱなしなわけです。そこが素人だと思いました。

PPEやマスクをつけっぱなしならいいんだという意識が、アフリカのエボラの時もありました。それを我々が何度も指導して、クリーンなところでは脱がなければ意味がないということを徹底したんです。

ーーそういう感染対策の基本は、日本環境感染学会が入った時に、教材として残していったと聞いています。徹底されていないのですね。

その教材は見ていないのでわからないです。船内に入った学会やFETP(実施疫学専門家養成コース。感染症の流行の危機管理ができるよう国立感染症研究所で訓練を受ける)の人たちが何をして何をしなかったのか検証したかったのですが、そこまでの時間がありませんでした。

最初は日本環境感染学会として入れないか理事長にお願いしたのですが、「学会として入らないことに決めたから例外は認められない」とメールで返事がありました。国内対応で忙しくて入れないこともあると思います。

実は僕も武漢に行こうとしていたのですが、中国どころではなくなって行けなくなったのです。

乗客の健康管理は?

ーー乗客に対する健康管理は何が行われているのでしょう?


詳細はわかりません。とにかく、症状が出た人をトリアージ(医療的な優先順位をつけること)をして、容体が悪い順に対応するということは書かれていました。

ーー基本的に個室隔離されているのでしょうか?

家族ごとですね。食事なども個室だと思います。医務室には行っていますけれどもね。

ーー体調管理はなされているのでしょうか?

体温をチェックしているとは聞いています。熱が出たら報告するそうです。

ーー船内は自由に歩く感じではなくなっている。

それは二重構造があるようで、医務室に歩いて行く場合や、クルーや医療者が部屋に行く場合とあるそうです。

ーー持病のある人の健康管理は?

薬剤師が薬を提供しているそうですが、それ以上のことはわからないです。

ーー感染管理のための記録をつけていないと指摘されていました。発症者の増減を見る記録(エピカーブ、流行曲線)ですね。

コロナに発症した日の増減を見ることが重要です。最初の151人ぐらいの患者さんのエピカーブは見せてもらいました。ただそれは公表されていない。その後も500人以上の感染者が出ていますが、後の方の人たちの発症日の記録がないそうです。

ーー記録はどこかにありますよね。統計処理していないという意味でしょうか?

わからないです。それも本当は中国のように毎日公表すればいいのですけれども、日本はやっていません。何日に何人発症したか、もっといえばどこで発症したかも大事です。どこのフロアで船の後ろなのか前なのか。

それを見れば、院内感染が起きているかどうかが容易に推測できるのに、厚労省の人は最初の151人のデータを見せて、「これで下がってきているので問題はない」と言っていました。でも、最初の方だけ見ても意味がありません。

ーーそれによって警戒すべき場所がわかって重点的に対策ができる?

そうです。例えば、何階の左側で患者が増えているとなったら、そこをテコ入れして、感染制御の手順の破綻が起きていないかとか、誰かがウイルスをばらまいていないか、いろんな仮説を立てて、調べ、対処することができるわけです。

残っていたら何をしたか?

ーーそして、船内の夕方の会議で先生が提言をしようとしていたら、出て行くように言われたのですね。


検疫所の人に言われました。臨時の検疫官としての資格で入ったのですが、その資格を与えないと言われて降ろされたのです。

ーー先生が「感染対策をできる人がいなくなるし、さらに感染が広がるがいいか」と聞いても、それでいいと言われたのですね。

「仕方ない」と言われました。

ーー先生がもし残っていたら何をされましたか?

まず、レッドとグリーンを分けるところからやるべきだったと思います。

ーーすでに汚染の可能性がある場合、どうやって分けるのですか?グリーンに決めたところを消毒するということ?

消毒はあとでやらなければなりませんが、さしあたり分ける所から始めないと。まずは分ける。できれば本部も船の外に出すべきです。それはいろんな人が意見を出していますが聞き入れてくれなかったし、誰が意思決定しているのかもわからないです。

船の上に本部を作るのがそもそも非常識で、そこでご飯を食べたり私物を持ち込んだりしているわけです。クルーも本来、患者の可能性があるので、船内を歩き回っているのも非常識です。

ミイラ取りがミイラどころか、ミイラがミイラ取りになっている状態です。

今後どうすべきか?

ーー先生が2時間見ただけでもまずいと感じられて、ここから何をすべきだと思いますか?


諦めている感じに見え、しのごの言わないで大人しくしておこうという感じに見えました。これから粛々と感染者が増え、厚労省やDMATも感染していると思うのですが、「頑張ったから仕方なかったよね」といういつものノリになるような気がします。

ーーしかし、それではまずい。

本来は感染管理のスペシャリストは感染の広がりは許さないということをミッションにやっています。でも、「仕方ない」と周りの人に言われてしまうと、どうにもできないわけですよ。

DMATの人たちも「どうせ俺たちは感染するから」と言っているし、それじゃダメなんじゃないですか?と言っても、僕一人ではどうにもならない。厚労省の人たちもこれでいいと言っています。

ーー何か外部からの圧力があるようには感じませんでしたか?

わからないです。でもそうだとしたら、僕を入れるなと言った人や追い出せと言った人を教えるべきです。裏技的に専門家を入れたり出したりというのもそもそもおかしいと思います。

専門家が入らなくてはいけないという前提についてそもそも関心がなかった。厚労省だけでできると思ったのかもしれませんが、素人目には間違いがわからないのです。

CDCを作っておけばよかった これ以上失敗を繰り返すな

ーー今からでも感染症の専門家による感染制御チームを入れるべきだと思われますか?


本質的には、CDC(疾病管理予防センター)を2009年に新型インフルエンザが起きた時に作っておくべきだったのです。もっといえば、2003年のSARSの時に作っておくべきでした。

ところがSARSで水際作戦が奏功したと勘違いしてしまった。実際は、日本では水際でSARSの患者さんを見つけていないのです。まぐれの勝ちを本質的な勝ちと勘違いしてよかったよかったと言っているんです。

2009年の新型インフルエンザの時も、専門家の会議でCDCを作らないといけないと提言したのに、そのままになってしまった。20年ぐらい前からの問題を引きずっています。

中国はSARSの時にCDCを作り、韓国も作りました。韓国はMERSの院内感染を細かく調査して公表しました。中国もそれをしています。

一方、日本ではクルーズ船の中で何が起こっているのか全く公表されず、専門家のチームも派遣されていない状況です。

この差を国際社会はものすごく冷たい目で見ています。BBCやCNNの取材も今回受けていますけれども、世界ではそれはありえないと判断しています。

日本だけはそれでいいよという話にしたいのでしょう。

SARSや新型インフルエンザの時は世界中の問題だったので、日本で何をやっているかは関心をもたれなかったのです。でも今回は、コロナについては世界は日本を見ています。厚労省の寝技で対処するやり方は、海外では非常識と思われるでしょう。

短期的にどう対処すべきか?

ーーCDCを作るべきだというのはすぐに対処できないと思います。短期的にはどうすればいいと思いますか?


短期的にはもう無理で、新興感染症のプロをきちんと育てていなかったし、組織も作っていなかった。感染症のプロとは何かも、各学会がきちんと詰めていなかった。

だから、臨床の感染症の専門家が少ない上に、感染対策のプロはもっと少ないわけです。特に新興感染症の対策となると、極めて少ない。そういう人をとっとと招集すべきだったんです。

専門家会議のような会議をする人ではなくて、実務をする人を招聘すべきです。アフリカのエボラ対策を経験した人も若手で4、5人いますから、そういう人がチームを作って現場に入っていれば、何をどうすればいいかはあっという間にわかったはずです。

本来、僕一人で入るのも非常識で、専門の看護師と共に4、5人のチームで常駐するべきだったんです。観察して、レッドとグリーンを分けるなど一気に介入して、これ以上感染が広がらないようにするわけです。

現状頑張っているね、で追認する形ではダメなんです。

これはクルーズ船で過去最大規模の集団感染です。私の知る限り、過去最高に多かったのは、1995年のレジオネラ菌で、50人ぐらいでした。今は500人以上で、もっと増えると思います。

ーー今からでも失敗を認めて方向転換すれば、まだ食い止められますか?

間違いを認めたくないのでしょう。最初のストーリーでよかったとするためには、現実を見ない、データを取らないのが一番いい。患者さんがたくさん出ても、クルーズ内のことだから仕方がなかったと済ませる。

まだ全国では蔓延していない 抑え込みの時期

二次感染が起きているとしたら、隔離解除したらダメです。隔離解除は、2月の5日で感染の連鎖は遮断されているという前提での14日間ですから。

下船がどれぐらいかかるかわかりませんが、その間もできるだけ感染を広げないように全力を尽くすべきなのですが、全国あちこちで患者さんが出てきているので、クルーズ船はどうでもいいという空気が生まれ始めている印象があります。

でも、全国にコロナウイルスが蔓延しているというのも個人的には必ずしも正しくないと思っています。確かに検査はあちこちでやって色々なところで見つかるようになりましたが、小さな流行が散発しているだけです。

すごく限定されたところで見つかっているだけです。インフルエンザのように広がっているわけではない。

ということは今は抑え込みの時期なんです。一生懸命、クルーズ船からも広げないようにしないといけないのです。

少なくともDMATや厚労省の人が感染するのは避けたほうがいい。そもそも厚労省の人がなぜ中にいるのかも理解できない。DPATも入る必要はない。

ーーそもそも一人目が出た時にどうすべきだったのでしょう。

その時はすごく悩んだと思います。検疫をすべきかしないか決めないといけない。検疫するなら徹底的にすべきだったと思います。お客さんだけでなく、クルーも隔離するべきだった。結核の隔離と同じことを船内でもやっていれば、少なくとも二次感染は防げた可能性があります。

それから検査を症状のある人に限定して、症状のある人だけどんどん降ろしていけば、もう少し効率よく制御できた可能性があります。

でも無症状の人も検査して陽性になるとして、ぐちゃぐちゃになったと思います。

ーー無症状でも感染させる可能性はありますよね。

ありますけど、隔離しておけばよかったんです。

検査をすることの本質も理解されていませんでした。検査が陰性でもどうせ感染している可能性は拭えないのです。だから、検査陰性を根拠に隔離解除するのも間違っている。健康監視はすべきですが。

やると決めたなら徹底すべきだったのに、すごく中途半端だったのです。



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