s-20200825河井100日裁判



s-20210121河井案理 有罪



河井元法相夫妻・100日裁判
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被買収者が多い今回の事件。膨大な資料から明らかになるのは?裁判の最新状況をお伝えします。


「河井元法相夫妻 公選法違反事件」



●NHK 2021年1月21日 18時03分 (資料)
河井案里参院議員に有罪判決 東京地裁 確定すれば当選無効
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210121/k10012825591000.html


河井案里参議院議員がおととしの選挙をめぐり公職選挙法違反の買収の罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は、地元議員らに現金を渡したのは買収が目的だったと認め、「供与した額は多額に及び刑事責任は重い」として懲役1年4か月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。有罪判決が確定すれば、公職選挙法の規定によって案里議員の当選は無効になります。

参議院議員の河井案里被告(47)は、夫で元法務大臣の克行被告(57)とともに、おととしの参議院選挙で広島の地元議員5人に合わせて170万円を渡したとして、公職選挙法違反の買収の罪に問われました。裁判では案里議員が無罪を主張した一方、検察は懲役1年6か月を求刑していました。

判決で東京地方裁判所の高橋康明裁判長は、4人の県議会議員に現金を渡した目的について、「自民党広島県連の支援を得られず、地元議員からの支援を期待できない状況で、厳しい選挙情勢だった。県議会議員に渡した金額は票の取りまとめの報酬に見合う」と指摘し、買収目的があったと判断しました。

また、夫の克行元大臣との共謀について、「現金の交付は克行元大臣が全体を計画し、取りしきっていたと認められる。案里議員が現金を渡したことは当時の選挙情勢のもとで、克行元大臣が差配したと認められ、案里議員の単独行為ではなく、共謀によると認められる」と指摘しました。

そのうえで「民主主義の根幹である選挙の公正を害する犯行で、供与した額は多額に及び、刑事責任は重い」として、懲役1年4か月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

一方で、起訴内容のうち、江田島市議会議員に10万円を渡したとされた部分については、「主導したのは克行元大臣で、案里議員の積極的な関与は認められない」として無罪としました。
有罪判決が確定すれば、公職選挙法の規定によって案里議員の参議院選挙での当選は無効になりますが、控訴すれば議員の立場が維持されます。

21日の判決は、100人に対して現金を配ったとして前例のない大規模な買収の罪に問われている夫の河井元法務大臣の裁判の行方にも影響を与えるとみられます。

河井案里議員 有罪が言い渡されたときの様子は

河井案里議員は、黒色のスーツに紫色のシャツを着て、左胸には議員バッジを付けて判決の言い渡しに臨みました。前回の裁判の時よりも髪を短くしていました。冒頭で有罪が言い渡されたときは背筋を伸ばしてまっすぐ裁判長の方を向いていました。

河井案里議員「主張の一部しか受け入れられず大変遺憾」

判決について河井案里議員は「当方の主張のうち一部しか受け入れられておらず、その点では大変遺憾である。いずれにしても判決内容を精査し、今後の対応を検討することとしたい」とするコメントを出しました。

案里議員の弁護士「非常に不満が残る判決」

判決の後、案里議員の弁護士は「無罪を主張していたが、一部しか認められておらず非常に不満が残る判決だ。判決の内容を詳しく精査し、今後の対応を検討する」と述べました。

専門家「買収と認定したところは説得力あり 量刑も常識的」

判決について元刑事裁判官で法政大学法科大学院の水野智幸教授は「案里議員にとって厳しい選挙だったことを踏まえた上で、時期や相手の立場、やりとりなどから買収と認定したところは説得力があり、量刑も常識的だ」と話しています。

そのうえで「これまでは、選挙から時期が離れていると現金を渡す理由が複数考えられることから、立件されることが少なく、政治家の間で『なんとなく大丈夫な基準』ができていたが、今回の判決で買収が認定されれば時期は関係ないということが示された。政治家は襟を正していく必要がある」と指摘しています。


●NHK 2021年1月20日 21時10分  (資料)
河井案里議員に21日判決 公選法違反事件裁判 東京地裁
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210120/k10012824231000.html


河井案里参議院議員がおととしの参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われた裁判で、21日、判決が言い渡されます。案里議員は無罪を主張し、裁判所の判断が注目されます。

参議院議員の河井案里被告(47)は、夫で元法務大臣の克行被告(57)とともに、おととしの参議院選挙で広島の地元議員5人に合わせて170万円を渡したとして、公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。

裁判は東京地方裁判所で去年8月から29回にわたって開かれ、票の取りまとめを依頼する目的だったかどうかが大きな争点となりました。

案里議員が「当選を目的として現金を渡したことはない」などとして無罪を主張した一方、検察は「案里議員の弁解は不自然・不合理な点が多く、明らかにうそだ」として、懲役1年6か月を求刑していました。

公職選挙法の規定では、選挙の候補者だった案里議員がこの裁判で有罪とされ、判決が確定した場合は、当選が無効となるため、裁判所の判断が注目されます。

起訴内容

河井案里議員が起訴された内容です。

おととしの参議院選挙で、夫の克行元大臣と共謀し、おととし3月から6月までの間に、広島県議会議員など5人に票の取りまとめを依頼し、合わせて170万円を配ったとして、公職選挙法違反の買収の罪に問われています。

現金を渡した相手や時期、金額は次のとおりです。

▽広島県議会 岡崎哲夫議員には、おととし3月30日に30万円。

▽広島県議会 平本徹議員には、おととし4月5日に平本議員の妻を通じて30万円。

▽広島県議会 下原康充議員には、おととし4月7日に50万円。

▽広島県議会 奥原信也議員には、おととし5月25日に50万円。

▽江田島市議会 胡子雅信議員には、おととし6月16日に案里議員の元公設第1秘書を通じて10万円。

以上を渡したとされました。

争点と双方の主張
〈争点1 現金提供は買収目的か>


裁判の最大の争点は、現金を配ったのが票の取りまとめを依頼する買収の目的があったかどうかです。

公職選挙法では、候補者を当選させる目的で票の取りまとめなどを依頼し、現金を渡すことは禁じられていますが、党勢拡大などを目的に政治家の政治団体などに寄付することは認められています。

案里議員の弁護側は「県議会議員4人については県議会議員選挙の陣中見舞いか当選祝いで、買収の意図はなく、残る1人の市議会議員については全く関与していない」と主張しました。

一方、検察は「受け取った議員らは買収目的があったと理解していて、票の取りまとめに対する報酬の趣旨があったことは明らかだ」と主張しました。

<争点2 選挙情勢の認識>

買収目的があったかを判断する重要なポイントの1つが、保守分裂の激しい選挙戦で案里議員が苦境に立たされ、買収が必要な状況に追い込まれていたかどうかです。

検察は「選挙スタッフらがいずれも県連の支援を得られないことから厳しい情勢だったと証言しているほか、実際には元大臣の指示で企業や団体に支援を依頼している」として、買収の背景に厳しい選挙情勢があったと主張しました。

一方、案里議員は「自民党広島県連から仮に応援していただいても、集会での動員など選挙の見栄えをよくしてくれるが、得票にはつながらないと感じていた。戦いやすい選挙だと思っていた」として、選挙情勢が厳しいという認識はなかったと主張しました。

<争点3 克行元大臣との共謀>

また、夫の克行元大臣と共謀していたかも、事件の全体像に関わる重要な争点です。

検察は、克行元大臣のパソコンから見つかった現金の提供先のリストには、案里議員が渡した相手や金額も記載されているとし、共謀していたことは明らかだと主張しました。

弁護側は「元大臣が案里議員にあとで聞き取ってリストに入力しただけで、共謀の裏付けにはならない。案里議員は現金を渡すことについて、元大臣とは相談せず、自分の判断で行った」として、共謀関係にはあたらないと主張しました。

裁判の経緯と案里議員の発言

裁判は去年8月から始まり、審理を迅速に進める「百日裁判」で行われていましたが、克行元大臣が弁護団を解任し、審理が中断したことを受けて、裁判が2つに分離されました。

案里議員は、地元議員5人に合わせて170万円の現金を渡したとして買収の罪に問われ、裁判では、地元議員や陣営スタッフなど20人の証人尋問が行われました。

証人尋問では、地元議員5人のうち4人が票の取りまとめを依頼する趣旨だと思ったと明確に証言しました。

案里議員は初公判と被告人質問の3回、それに最終弁論などで、検察の主張に対して真っ向から反論。

議員バッジを付け、喜怒哀楽、さまざまな表情を見せました。

11月13日に行われた被告人質問の1日目、最大の争点となっている買収目的があったかについて「経験上『票の取りまとめ』は世の中に存在しない。私自身は票をお金で買うという発想自体がない」などと述べ、強く否定しました。

また、自民党広島県連からの支援が受けられなかったことについて「集会での動員など選挙の見栄えをよくしてくれるが、得票にはつながらない。県連の支援がないほうが、私の戦略上、有利に働いた」などと述べ、厳しい選挙戦で買収に及んだとする検察の事件の構図自体を否定しました。

11月17日の被告人質問2日目では、夫の克行元大臣が現金を渡していたと報じられた際のことについて「主人は『あんたは知らないほうがいい』と言い、その口ぶりから、間違ったお金ではないかと思った」と涙を流して答えるなど、夫との共謀も否定しました。

11月20日の被告人質問3日目には、みずからに不利となる証言を続けた元公設第1秘書について「取り調べが長いことを心配すると、秘書は『大丈夫。それより、私の担当検事がイケメンなの』と言ってきた」と明かし、秘書と検察官の関係は不適切で、証言は信用できないと主張しました。

また、検察官から公示前のあいさつ回りは実質的に選挙運動ではないかと尋ねられた際には「事前運動では罪に問われていない。もし検察官がそうお考えなら、また改めて私を逮捕・起訴し、調べていただければ」と怒りをあらわにする場面もありました。

そして先月23日の最終陳述では「どうか皆様には私を信じていただきたい」と潔白を訴えました。

当選無効の条件
<1 案里議員の有罪が確定した場合>


河井案里議員は、裁判で無罪を主張し、議員を辞職していませんが、公職選挙法の規定では、有罪を言い渡され、判決が確定した場合は、おととしの参議院選挙での当選が無効になります。

1審で有罪を言い渡されても案里議員側が控訴すれば判決は確定せず、ただちに案里議員の当選が無効になるわけではありません。
控訴せずに有罪判決が確定した場合は当選が無効になります。

<2 克行元大臣の有罪が確定した場合>

案里議員は無罪を言い渡されても、当選が無効になる可能性が残ります。そのひとつが夫の克行元大臣が有罪となった場合です。

公職選挙法では候補者本人が選挙違反をしていなくても、家族や陣営の関係者が選挙違反の罪で有罪となった場合に、候補者本人にも責任を取らせるため、当選を無効にする「連座制」と呼ばれる制度が設けられています。

克行元大臣の裁判で、元大臣が選挙運動の全体を指揮する「総括主宰者」として罰金刑以上の刑が確定した場合、案里議員は不服を申し立てることができますがこれが退けられれば案里議員の当選が無効になります。

<3 公設秘書の有罪で連座制適用の場合>

また、案里議員の公設第2秘書もいわゆるウグイス嬢に法律の規定を超える報酬を支払ったとして、運動員買収の罪で有罪判決がすでに確定しています。
検察は、公設秘書が「組織的選挙運動管理者」に当たり、連座制が適用されるとして、先月、連座制の適用を求める行政訴訟を広島高等裁判所に起こしました。
検察の訴えが認められれば、案里議員の当選は無効になります。

元裁判官「切迫度が焦点」

判決の見通しについて、元刑事裁判官で法政大学法科大学院の水野智幸教授は「自民党広島県連の支援が得られない中、案里議員が現金を配ってまで票を獲得しなければならないという状況にどれだけ追い込まれていたかについて、裁判官がどう判断するかが重要になる」と指摘しています。

最大の争点となっている買収目的があったかどうかについて、水野教授は「現金を受け取った議員の認識はそれほど重要ではなく、現金を受け取った状況からみて『買収』か『当選祝い』のどちらが自然なのかを見ていく必要があり、やはり選挙の切迫度が判断を大きく左右する。切迫度がそれほどでもないと判断されれば、無罪と判断される可能性もある」と指摘します。

また、「並行して進められている夫の克行元大臣の裁判は必ずしも同じ証拠ではなく、同じ結論になるわけではないが、選挙の切迫度の点では共通する部分がある。案里議員の判決が事実上、克行元大臣の裁判にも影響することはありえる」と話しています。



  当  ブ  ロ  グ  へ  の
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●テレ東NEWS
2019年の参議院選挙を巡る買収事件で公職選挙法違反の罪に問われた参議院議員・河井案里被告に東京地裁は懲役1年4ヵ月、執行猶予5年の判決を言い渡しました。
河井案里被告は夫で元法務大臣の克行被告と共謀し、地元の議員ら5人にあわせて170万円を渡した買収の罪などに問われていました。
東京地裁はこのうち市議1人に対する10万円の供与については共謀を認めず無罪としましたが、4人については「民主主義の根幹である選挙の公正を害する犯行。額は160万円と多額に及ぶ」と指摘し、懲役1年4ヵ月執行猶予5年の判決を言い渡しました。
案里被告は落ち着いた様子で判決を聞いていましたが、ところどころ涙をぬぐう仕草を見せていました。









●ANNnewsCH
公職選挙法違反の罪で起訴された参議院議員の河井案里被告(47)に対し、東京地裁は有罪判決を言い渡しました。その時、案里被告の様子に変化はあったのでしょうか。

 現金を受け取ったとされる県議らが100人にも上った前代未聞の買収事件。

 参議院議員の河井案里被告は夫で元法務大臣の克行被告と共謀し、広島の地元議員5人に合わせて170万円を渡したとして買収の罪に問われていました。

 案里被告は胸元に議員バッジを付け、ゆっくりとした動作で証言台の前へ。

 裁判は去年から29回行われ、現金提供が「票の取りまとめの依頼などが目的」だったかどうかが最大の争点です。

 案里被告はほぼ身動きせず、じっと聞いていました。

 公職選挙法の規定では案里被告の有罪が確定した場合、当選が無効となって失職します。

 判決を受け、地元の広島の反応は・・・。

 広島県民:「広島を良くしようと思ってやってくれていると思って応援していたのに裏切られたという感じではある」「潔く辞めて頂いて歳費もかかる話ですし、ずっと嘘の上塗りみたいなことをされるのは腹立たしいところもある」

 2019年の参院選を巡っては当時、案里被告が自民党本部の全面的な支援を受けていて、選挙前に党本部は合わせて1億5000万円を河井夫妻側に送金。具体的な使い道などについては説明がなく、党内外から疑問の声が出ています。
[テレ朝news]









●ANNnewsCH
公職選挙法違反の罪で起訴された参議院議員の河井案里被告(47)に対し、東京地裁は有罪判決を言い渡しました。その時、案里被告の様子に変化はあったのでしょうか。東京地裁前から報告です。

 (稲垣耕介記者報告)
 案里被告は「主張のうち一部しか受け入れられておらず、その点では大変、遺憾である」「判決内容を精査し、今後の対応を検討する」としたコメントを発表しました。

 そして法廷での案里被告の様子は、判決の主文の後に理由が1時間以上かけて読み上げられる間は座って聞いていましたが、自分の手を眺めたり、顔をうつむかせて目元を手でぬぐったり、法廷の上の方をじっと見上げているなどの仕草が見られ、やや集中していない時もあったのかなという印象でした。

 そして判決のポイントは2つで、まずは現金の趣旨です。東京地裁は県議らへの現金の提供について、その時期や状況、金額など総合的に見て買収にあたると認定しました。

 2つ目の大きなポイントは案里被告単独ではなく克行被告との共謀だと認められたことです。東京地裁は現金提供について「克行被告が全体を計画し、取り仕切っていた」と指摘していて、今後の克行被告の裁判にも影響を与えるものとみられます。
[テレ朝news]













有罪判決を受け、東京地裁を出る参院議員の河井案里被告=21日午後

●中國新聞 2021/1/21 16:58
河井案里議員に有罪判決 東京地裁、元法相との共謀認定
https://www.chugoku-np.co.jp/news/article/article.php?comment_id=719885&comment_sub_id=0&category_id=24&frommain=1


 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員河井案里被告(47)に東京地裁(高橋康明裁判長)は21日、懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。現金供与先とされた地元議員5人のうち1人への買収は無罪とした。案里議員は買収の意図を否定、全面無罪を主張していた。

 判決は、案里議員と夫で元法相の衆院議員克行被告(57)の共謀が成立すると認定。今後の元法相自身の公判にも大きく影響する。

 起訴状によると19年3〜6月、克行元法相と共謀、広島県議ら5人に計170万円を供与したとしている。



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